たった1回の過ちであったにせよ、踏み入れた不倫関係を清算する事は簡単ではありません。
夫婦関係がすでに悪化していた事が原因で不倫を選択した男性にとっては、不倫で本当の愛を手に入れたかのような錯覚を起こすかもしれません。
しかし実際には、不倫をした後の人生は、さほど明るい未来ではない事を知る必要があります。
現在、妻子ある男性が別の女性を好きになり「離婚」、そして「再婚」を考えているのであれば、その後、どのような事が待ち受けているのかを考えてみましょう。
慰謝料支払いによる生活の困窮
不倫という特殊な関係で結びついた男女は「すべてを失ってでも一緒になりたい!」ただその気持ちだけが二人の愛をつなぎとめているため、壊れるのは簡単です。
その絆を破壊する力があるのが、慰謝料という多額の負債です。
別の女性に大切な夫を奪われ家庭を崩壊へと導いた不倫相手の事を、妻は一生かけて夫と不倫相手を許す事はありません。
離婚しても、うらみつらみはふくらみ気持ちがすっきりとする事はありません。
そんな妻が離婚を決意するのですから、二人の今後の生活を壊すくらいの慰謝料を請求する事は容易に考えられます。
一般的な慰謝料の額は数十万から数百万とも言われており、場合によってはとんでもない金額が慰謝料として決定する可能性もあります。
ダブル不倫の場合は、配偶者から配偶者への請求以外にも相手方の配偶者からの請求を受ける事も考えられるため、今後の生活が切迫する事は明らかです。
どんなに愛し合い将来を誓った二人だとしても、「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉とおり、急速に二人の関係が悪くなると思われます。
特に女性は生活が切迫すると相手を思いやる事が難しくなる体質であるため、喧嘩が絶えず次第に互いの気持ちに距離が生じる事も考えられます。
さらに罰の悪い事に、会社内に不倫といううわさが立ち始めると職を失う危険性もあり、収入が途絶え次の仕事も見つからないとなると、不倫相手の女性にさえも捨てらる可能性も出てくるでしょう。
愛する子供との永遠の決別
子供がいる男性が不倫で離婚をするとほぼ確実に親権は妻に渡ります。
法律上、月に1回程度は離れて暮らす父親と面会する事ができると決められていますが、これはあくまでも親権者である母親が、子供の事を考えて面会させる義務があるといことだけであって、それに少しでも反する気持ちがあれば面会できない可能性もあります。
さらに、不倫をしていたという事実を子供が知ったら、そんな父親と面会したいと思うでしょうか。
「自分を捨て別の女性を選んだ」そんなお父さんを一生かけてうらんでやるくらいの気持ちが芽生えてもおかしくありません。
夫婦関係がすでに破綻し遅かれ早かれ離婚したにせよ、子供にとって父親の不倫は許しがたい行為である事に変わりはありません。
不倫によって離婚するということは、大切な子供に自分の気持ちを100%伝える事もできないままお別れしなければならないということです。
その気持ちを引きずったまま、不倫相手の女性を幸せな生活を送ることが果たしてできるのでしょうか。
また、二人の間に新たな命が授かったとしても常に一番最初にできたわが子の事を思い出し、後悔することはないのでしょうか。
以上のように不倫の末、離婚そして不倫相手と結婚という道を選んだ場合、数多くの困難が待ち受けています。
特殊な関係にあった男女がそんな難題を本当にクリアしていけるのか?もう一度不倫について考えてみるといいでしょう。
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